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『アニナナ』劇場総集編キャスト5人登壇で和気あいあいトーク 小野賢章の自画自賛「かわいい」にメンバーも共感

エンタメ
2025-12-09 12:00
『アニナナ』劇場総集編キャスト5人登壇で和気あいあいトーク 小野賢章の自画自賛「かわいい」にメンバーも共感
『アイドリッシュセブン First BEAT! 劇場総集編 後編』公開記念舞台あいさつの模様(C)BNEI/アイナナ製作委員会 
 大型メディアミックスプロジェクト『アイドリッシュセブン』(略称:アイナナ)のTVアニメ1期の劇場総集編『アイドリッシュセブン First BEAT! 劇場総集編 後編』(公開中)の公開記念舞台あいさつが7日、都内で行われ、白井悠介(二階堂大和役)、代永翼(和泉三月役)、KENN(四葉環役)、阿部敦(逢坂壮五役)、小野賢章(七瀬陸役)の総勢5人のキャストが登壇。【後編】の中の思い出深いシーンや、アフレコ当時の思い出など、終始和気あいあいとしたクロストークが展開された。

【画像】キラキラ感やば!『アイドリッシュセブン』劇場総集編の場面カット

 原作アプリのDL数は700万を超え、その他にもテレビアニメ・CD・ライブ・コミカライズなど、アイドルの成長物語を中心に多岐にわたり展開してきた大型メディアミックスプロジェクト『アイドリッシュセブン』。本作は、2018年に放送されたテレビアニメ1期の劇場総集編で、IDOLiSH7がデビューを巡る大きな試練に立ち向かいながら、アイドルとしての大舞台に立つまでの軌跡が凝縮されている。

 本作のクライマックスでもある「ブラック・オア・ホワイト」でIDOLiSH7が披露した楽曲「MEMORiES MELODiES」が流れるなか、キャスト陣が登壇。会場の大きな拍手に迎えられ、それぞれが挨拶を行った。

 恒例となっているKENNの今日食べたものトークでは、急きょほかのキャストたちから謎かけを振られることに。「焼肉弁当・お魚弁当とかけまして、『アイドリッシュセブン』と解く。その心は、美味しかったです」と即興で回答すると、会場を和ませた。

 トークコーナーでは、【後編】で最も印象に残っているシーンやセリフについて尋ねられると、物語が大きく動くきっかけのひとつでもある「NATSU☆しようぜ!」が話題の中心に。

 阿部は「あんなにハッピーで楽しいのに、こんなに業の深い曲になるとは。だからこそエモいところもありますが、いまだに聞くと少しつらいし、TRIGGERの代わりに歌うシーンにグッとくる」と心情を吐露しつつも、 独断でIDOLiSH7の事務所から新曲を盗んだ八乙女事務所起用の作曲家・日向への思いを爆発させた。

 小野も、新宿を通るたびに、新曲発表時の陸の表情を思い出すそうで、「恐怖映像。まるでホラーシーンだった。当時はめちゃくちゃ辛いなって思っていましたけれど、今見返すと、とんでもないことが起こっているなと感じつつ、『ふふっ』と思いながら見れたのが印象深かった」とコメント。年月を経て、アイドルたちのその後についても知ることのできた今だから、感じ方にも変化が生まれているようだ。

 白井は、展開の激しさを認めつつも、「まずはセキュリティを見直してほしいですよね」とツッコミ。今作ではMEZZO”の関係性が重要であることにも触れ、「結構、激動の【後編】だった。今回は総集編だから怒涛の展開になりましたが、テレビアニメ本編をフルで見たら心を落ち着かせられる箇所もあるので、改めて楽しんでもらえるとうれしい」と、総集編から本作に触れた人や応援し続けてくれているファンへ呼びかけた。

 重いシーンに関するトークが続くなか、代永がTRIGGER・十龍之介が出演する「THUNDER DRY」のCMで、IDOLiSH7のメンバー全員が「エロいなー」と声をそろえる中、六弥ナギだけが頭にアクセントの来る独特の発音をしているところがおもしろいポイントだと話すと、ほかのキャストも共感するように頷いた。「その直後に本人が登場するからね」「艶やかな女性のセリフ聞いた!?」とクロストークが展開された。

 話題は、約8年前にアフレコを行ったTVアニメ1期のエピソードへ。さまざまなメディアでも語られているが、当時キャストの間で流行っていたのはモノマネ。江口拓也が演じる六弥ナギのモノマネはもちろん、小鳥遊事務所で飼っているうさぎの「きなこ」のモノマネをする「俺がきなこだ選手権」がブームだったという。アフレコで、きなこの出番が来ると、本来の声優である佐藤聡美ではなく、キャストたちが立ち上がってマイク前で競っていたそうだ。

 また、四葉環がよく発言する「そーちゃん」のセリフもモノマネされていたというエピソードになると、KENNが「本当の『そーちゃん』を見せますよ!」と息巻いて、会場を沸かせた。

 続けて、自身が演じるアイドルの好きなセリフについて尋ねられると、阿部は「セリフではないのですが、新幹線でアンケートを書いている場面」とMEZZO”の2人にとって印象的なシーンを挙げた。アイドルになった理由を小さく呟く姿に、「いい伏線なんですが、ちょっと辛いシーンでもありましたよね」と静かに感想を打ち明けた。

 小野は、警官姿の陸が「出番まだかなあ」と呟くシーンがあまりにも可愛く、自分のセリフにもかかわらず10秒巻き戻して見返したと明かした。これにはほかのキャストも「確かにかわいい」「かわいい」と口々につぶやき、会場がほっこりとした空気に。

 代永は、三月の「(一生懸命を)見せてよ、リーダー」のセリフをピックアップ。大和がドラマのオファーを受けるきっかけになっただけでなく、今後のシーンで大和から「ほどほど」をもらう場面にもつながるとして、物語の流れの中で特に印象に残っていると語った。

 ここで、もうすぐ訪れるクリスマスをIDOLiSH7やTRIGGERのメンバーと過ごすなら、という話題へ。阿部は「八乙女 楽とそばパーティーがしたい」と即答。「楽の竹を割ったような性格が好きで、一緒にお酒を飲んでみたいメンバーナンバーワン」と理由を明かした。続いて白井は「一番平和そうだから龍之介かな」とコメント。「何でも受け止めてくれる感じがするし」と、とにかく穏やかに過ごしたい様子だったが、「何をしたいの?」との問いに「やっぱり、そばパーティー」と前の流れを踏襲。「龍なら沖縄そば(ソーキそば)じゃないの?」とツッコミが入った。

 KENNは「好きだから」という理由で六弥ナギを選択。「お姫様扱いしてもらってエスコートしてもらいたい」と語ると、白井が「もれなく“マジこな”コースだよ?」と指摘。KENNが「それもちょっといいですよね!もちろん、そばパーティでも」とコメントすると、再びそばの話題に。「ナギとなら、わんこそばをやってほしいですね!」とKENNが言い出すと、「プリーズ、“わんこそば”」とナギの代表的なセリフをもじった一言が飛び出し、会場は笑いに包まれた。

 楽しいトークが一段落し、BGMに「GOOD NIGHT AWESOME」が流れるなかフォトセッションへ。白井が「大ヒット公開中です!」「フラッシュ焚いてます!」と状況を説明し、阿部がツッコミを入れる展開で会場の笑いを誘った。その後、カメラに向けて手を振ると、「みんな(わんこそば)何杯食べる?」「終わった後そば食べに行ってもいいよ!」とトークに絡めた問いかけも披露。マイクがないのでライブビューイングには伝わっていないかもしれないと気づいたものの、口の動きで伝わるはずと話し続ける一幕もあった。

 最後のメッセージに移る前、MCから初解禁の情報として、副音声コメンタリー上映の実施が発表された。12日より、アプリ「HELLO! MOVIE」を通じて楽しめる予定。

 白井は、羽多野渉(八乙女楽役)、別所誠人監督、企画プロデュースの下岡聡吉氏とともに収録したことを明かし、「別所監督と下岡さんの貴重なお話を聞きながら観られます」とこの企画ならではの魅力を語ると、「(上映後舞台挨拶にご来場された)皆さんは一度本作を観ているので、2回目、3回目に観るときに聴いてみてください!」とおすすめの楽しみ方を紹介した。

 舞台挨拶もいよいよ終盤。キャスト一人ひとりからファンへの感謝の言葉が届けられた。小野は「これだけの月日が経って改めて見返しても、やっぱり全然色褪せていない作品です」と語り、「久しぶりに1期(の物語)に触れて、記憶から抜けていたものを、またこうして掬い上げることができました」と振り返った。「初めてご覧になる方も、ここから入っていくにはとても良いものになっていると思います。コンテンツはまだまだ続きます。また皆さんを楽しませることができるよう、僕たちも頑張っていきますので、これからも応援していただけたらうれしいです。本日はどうもありがとうございました!」と感謝を述べ、力強い言葉で舞台挨拶を締めくくった。

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